自然教育園 | 関東公園ガイド [パークナビ]
               

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港区

自然教育園


自然教育園の見どころは植物園と雑木林

自然教育園は港区白金台、目黒駅より徒歩9分というアクセスの良い場所にある自然の森。
正式名称は、国立科学博物館附属自然教育園といいます。
 
東京ドームの約4倍の20ヘクタールの面積がある自然教育園では、植物や野鳥の観察、森林浴、お散歩、そしてピクニックなど、自然と親しむことができます。
 
この記事では、自然教育園の見どころについて紹介します。
 

自然教育園の歴史


自然教育園がある場所は、江戸時代、高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷でした。
 
明治時代には軍の火薬庫となり、その後1917年(大正6年)には宮内省帝室林野局の所管となり、白金御料地と呼ばれていました。
 
 
1949年(昭和24年)には、全域が「旧白金御料地」として天然記念物および史跡に指定され、同時に「国立自然教育園」として一般公開。
 
1962年(昭和37年)に、現在の国立科学博物館附属自然教育園となりました。
 
 
自然教育園は軍や皇室の施設として使用されていたため、長い間、一般の人が中に入ることがでず、落葉樹と常緑樹の森、草原や小川など、500年前の自然の姿に近い状態が保たれています。

 

自然教育園の見どころ

自然教育園の園路に沿って、見どころを紹介します。
自然教育園は、一周1時間ほどで見て周ることができます。
 

展示ホール


自然教育園の正門を入ったすぐ右側にある展示ホールでは、日曜観察会、子ども自然教室、自然史セミナー、緑陰サイエンスカフェなど、自然を理解するための学習支援プログラムが行われています。
 
展示ホールでは、自然教育園でいま見られる植物や野鳥、季節ごとの見どころ情報も展示されていますので、園内を散策する前の事前学習の場としても活用できます。
 
入場券も、展示ホールで購入します。
 

路傍植物園


自然教育園の入り口から200mほどつづく路傍植物園では、フクジユソウやニリンソウなど、山野の道端に生息している野草を観察できます。
 
また、広葉樹に覆われている路傍植物園の散策路は、春の新緑、秋は紅葉のビューポイントになっています。
 

ひょうたん池


松平頼重の下屋敷にあった回遊式庭園の名残といわれているひょうたん池は、東京では珍しい天然の池。
 
池畔には、下屋敷の面影を伝える、物語の松がそびえています。

 

水生植物園


池や湿地に生息しているノハナショウブやヨシが鑑賞できる水生植物園。
 
湿地帯にかかる木道からは、メダカやカルガモなどの水の生物が観察できるほか、カルガモ、カワセミ、アオサギなどの野鳥にも出会えます。
 

武蔵野植物園


自然教育園の北側に広がる武蔵野植物園には、武蔵野の草原や雑木林に生息している、カタクリやヤマユリなどが植栽されています。
 
武蔵野植物園では、シジュウカラにも出会うことができます。
 

水鳥の沼


水鳥の沼は、自然教育園内にある四つの沼沢のうちのひとつで、水生植物園へ流れる小川の水源になっています。
 
自然教育園で、いちばん鬱蒼とした場所にある水鳥の沼には、秋から冬にかけてカルガモやカモが飛来してきます。

 

雑木林

 
自然教育園にある樹木の種類はおよそ360種類。
そのうち半数は、大昔からの遺伝子を受け継いだ樹木です。
 
園内には樹齢100年以上になるコナラやシイ、そして落葉樹の雑木林が広がっています。
 
しかし、人工的な手入れをしていないため若い芽が育たず、いづれコナラ林は、シイやカシなどの常緑樹林にかわっていく運命にあります。

 

館跡と土塁


自然教育園は、室町時代に白金長者の屋敷があった場所と伝えられています。
 
館跡の周辺には、外敵や野火を防ぐために人工的に作られた土塁が残っています。
 

自然教育園でピクニック

自然教育園は、食べ物や飲み物を持ち込んで飲食ができます。
園内には休憩ができる四阿やベンチもありますので、お弁当を持ってピクニックはいかがでしょうか。
 
自然の景色を眺めながら、ピクニックができる場所を紹介します。

 

四阿

 
物語の松のちかくにある四阿。
モミジの新緑や紅葉を眺めながらピクニックが楽しめます。
 

広場


武蔵野植物園に隣接する広場には、ベンチが設置されている休憩所があります。
 

森の小道


鳥の鳴き声が聞こえる森の小道には、野鳥のさえずりや、植物を眺めながらお弁当が食べられるベンチがあります。
 
 
その他にも、自然教育園にはレジャーシートを広げて、ピクニックができる場所もあります。
 
尚、自然教育園には、売店はありませんので、ピクニックなら食べ物は持参してください。
飲み物は、入口の管理棟に自販機があります。
 
 
自然教育園のマップ

 

・東京メトロ南北線、都営三田線「白金台駅」1番出口から徒歩5分(450m)

・JR山手線の「目黒駅」東口から徒歩9分(650m)
 

自然教育園には駐車場はありませんので、お車の方は周辺の時間貸し駐車場を利用してください。
 

 
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住所 東京都港区白金台5-21-5
TEL : 03-3441-7176
公園情報開園時間 : 9時~16時30分
休園日 : 毎週月曜、年末年始
入園料 : 320円 (高校生以下は無料)
園内の施設・展示ホール(教育管理棟)

・ミュージアムショップ
営業時間 : 9時~16時30分(5月~8月は17時まで)
休業日 : 月曜日

・水生植物園
・武蔵野植物園
・館跡
                   
関連情報