東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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明治神宮外苑は東京都新宿区と港区にまたがる、スポーツと文化施設、公園などからなる一帯です。
苑内には聖徳記念絵画館、憲法記念館、オリンピックミュージアム、イチョウ並木などの見どころや、スケート場、バッティングドーム、にこにこパークなどのレクリエーション施設がたくさんあります。
この記事では、明治神宮外苑にお出かけする方のために神宮外苑の見どころと楽しみ方を紹介します。
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明治神宮外苑は、明治天皇とその皇后、昭憲皇太后の人徳を後世に残すため、国民の献金と勤労奉仕によって造成され、明治神宮の外苑として1926年(大正15年)に奉献されました。
創建から戦前までは国によって管理されていましたが、戦後は明治神宮の外苑として明治神宮が管轄しています。
苑内は野球場、テニスコート、ジョギングコースなどのスポーツ施設、ピクニックができるベンチと広場、遊具であそべるにこにこパークなど、都民のレクリエーションと憩いの場所として利用されています。
明治神宮外苑の一帯は、老朽化したスポーツ施設の建て替えやホテル建設、災害時の拠点となる公園の整備を目的に再開発の計画が進められています。
神宮外苑の再開発は2024年着工、2036年完成の予定ですが、再開発によって自然破壊やイチョウ並木への悪影響が都民から懸念され、2022年現在、東京都と明治神宮、開発事業者の間で協議が進められています。
史跡や銘木、博物館など神宮外苑の見どころを紹介します。
明治神宮外苑の見どころ
東京の紅葉の名所にもなっている神宮外苑のイチョウ並木は、1923年(大正12年)、代々木の宮内省南豊島御料地内(現在の明治神宮内)の苗圃で育てられていたイチョウを移植してできた並木です。
四並列に配された神宮外苑のイチョウ並木の特徴は1メートルの高低差があること。
低地の神宮軟式球場噴水から高台の青山通りに向かってイチョウ並木を眺めると、並木のスケール感が伝わります。
青山通りから向かって左手には、イチョウ並木を眺めながら食事ができるカフェレストランが二軒あります。
食べ物のテイクアウトもできますので、外苑のベンチでピクニックはいかがでしょうか。
絵画館の名前で親しまれている聖徳記念絵画館は、幕末から明治維新までの出来事と事件を描いた80点の絵画が展示されている美術館。
ドーム型の建物は「直線的意匠と先駆的技術を採用した、わが国初期の美術館建築」と評価され、2021年に国の重要文化財に指定されました。
毎年9月には、TOKYO LIGHTSというイベントが開催され、絵画館の外壁がライトアップされます。
建国記念文庫は、昭和41年に建国記念日が発布されたことを機に、国民から寄せられた記念日制定の要望書を保管するために建てられました。
建物は奄美大島の高倉式建築物を移築したもので、書物の周りは強化ガラスで覆われています。
建国記念文庫の周辺は三角形の緑地帯になっていて、休憩やお弁当が食べられるベンチが備わっています。
お鷹の松の由来は江戸時代までさかのぼり、三代将軍徳川家光が、この地にあった境妙寺の松の木に飛んできた鷹を遊女の鷹と名づけたことがはじまりです。
樹齢200年、高さ4メートルの松の木を、後世の人たちはお鷹の松と呼ぶようになりました。
神宮外苑は明治時代、陸軍の青山練兵場があり、明治天皇はしばしば軍隊の式典に訪れていました。
御観兵榎は天皇が式典に参加される際、榎の西側に席が設けられていたことから名づけられました。
榎は1995年の台風によって倒木してしまいましたが、雑木林が広がる榎の周辺はいまも自然の景観が残っています。
なんじゃもんじゃの木(和名:一つ葉田子)は、1924年(大正13年)、現在の神宮外苑テニスクラブの近くに植えられていた国の天然記念物です。
木はやがて枯死しましたが、2016年(平成28年)に明治神宮外苑創建90年を記念して、絵画館の西側に移し植えられています。
白い花が咲くゴールデンウィークの時期には、雪を覆ったような風景が楽しめます。
神宮外苑の西側にある日本オリンピックミュージアムは、展示や映像を通してオリンピックの歴史と意義を体験できる施設。
日本とオリンピックのかかわりを映像や展示物で学ぶことができます。
つば九郎のおうちと、球団公式グッズが買えるファンショップが隣接する場所はヤクルトファンの聖地。
スワローズショップからヤクルトの本拠地 神宮球場までは徒歩5分です。
神宮外苑でピクニックやボール遊び、運動ができる場所を紹介します。
神宮軟式球場噴水
丸池とも呼ばれる神宮軟式球場噴水。
軟式球場とイチョウ並木のあいだに広がる噴水の周りには、お弁当が食べられるベンチが備わっています。
御観兵榎の広場
木陰の下にテーブルとベンチが備え付けられている御観兵榎の広場は、静かにピクニックを楽しみたい方におすすめの場所です。
角池
絵画館前にある角池は昭和30年代、子ども用のプールとして利用されていました。
角池の東側と西側にはベンチが一列に配されています。
絵画館前広場では、キャッチボールやスケボーをする若者から、子どもを遊ばせに来ているママまで、たくさんの人がレジャーを楽しんでいます。
神宮外苑の子どもの遊び場だったにこにこパーク。
複合遊具やターザンロープが設置されている児童遊園は、無料で遊べる遊具広場として人気があったのですが、東京オリンピック2020開催以降は休園。
2022年11月より保育園、幼稚園、小学校などの団体専用の貸し切り公園として営業を再開しました。
にこにこパークでは5月中旬から9月中旬の期間、ビアガーデンが営業しています。
神宮外苑の外周路とイチョウ並木は、日曜日と祭日はサイクリングコースとして一般開放されますので、自転車を持ち込んでサイクリングを楽しんではいかがでしょうか。
サイクリングセンターでは、5歳以上8歳までの子どもを対象に自転車の乗り方教室も開催されています。
人気プロ野球選手とバーチャルで対戦できる神宮外苑のバッティングセンター。
ピッチングもできますので野球好きの子どもも楽しめます。
神宮外苑の様子を動画で見てみる
神宮外苑のマップ
・都営大江戸線「国立競技場駅」から徒歩1分
・JR総武線「信濃町駅」から徒歩4分(600m)
いちょう並木へ行く方
・東京メトロ銀座線「外苑前」から徒歩6分(500m)
・銀座線「青山一丁目」8分(650m)
神宮外苑には駐車場が四か所あります。
・絵画館駐車場(396台)
利用時間:5時30分~21時
料金:1回1,600円
・青山駐車場(132台)
利用時間:6時~24時
料金:30分270円
・信濃町駐車場(19台)
利用時間:24時間
料金:30分270円
・アイススケート場駐車場(9台)
利用時間:24時間
料金:1時間600円 以降30分300円
神宮外苑の口コミ募集!
神宮外苑に行かれたことのある方は、その時の感想を書いてもらえると嬉しいです。
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住所 | 東京都新宿区霞ヶ丘1-1 TEL : 03-3401-0312 |
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公園情報 | 開園時間 : 24h 入園料 : 無料 |
園内の施設 | ・にこにこパーク ・聖徳記念絵画館 ・神宮球場 ・ゴルフ練習場 ・アイススケート場 ・軟式グラウンド ・室内球戯場 ・テニスコート ・バッティングドーム |