東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
小山田緑地は谷戸と里山、雑木林など、多摩丘陵の豊かな自然の風景がひろがる都立公園です。
公園内は、みはらし広場と池が配さた本園を中心に、吊橋と畦道の梅木窪分園、トンボ池がある大久保分園、そして木橋が巡っている山中分園の4つの地区に分かれていて、それぞれの場所では、多摩の元風景を眺めながらハイキングが楽しめます。
この記事では駐車場のある本園を起点に、3つの分園を巡るハイキングコースの見どころを紹介していきますので、ハイキングやウォーキングで出かける際の参考にしてください。
小山田緑地の全景
小山田緑地の本園の入り口は、第一駐車場がある東口、サービスセンターと第二駐車場の北口、そして都道155号沿いの南口の三ケ所ありますが、公園全体の見どころを周りながハイキングをするのでしたら東口の利用がおすすめです。
バスを利用する方も扇橋バス停から近いです。
東口から小山田緑地に入ると、そこは小山田の谷と呼ばれる谷戸の風景。
木橋が巡る調整池、下池、上池、そしてため池の4つの池と、池畔には雑木林の風景がひろがり、新緑や紅葉のシーズンは美しい風景が堪能できます。
上池からみはらし広場へとつづく、小山田の道と呼ばれる鎌倉時代の古道を歩いて行けば、絶滅危惧に指定されている植物や野鳥、そしてバッタやカマキリなど、都内では見ることのできなくなった野生の生きものたちに出会えます。
小山田の道を歩いて行くと、遊具が設置されている運動広場、そして本園でいちばん標高が高いみはらし広場にでます。
12世紀ごろには牧場だった広場は、ボール遊びもできる開放的な草地。
富士山や丹沢の山々が望めるベンチは、ピクニックにおすすめの場所です。
梅木窪分園には、明確な入口はありませんが、本園の北口にある第二駐車場の正面に広がる谷戸と森が目印。
森の中を通る尾根道と、田畑がひろがるあぜ道の梅木窪分園は、ハイカーに人気がある場所です。
梅木窪分園の見どころは、うさぎ谷にかかる吊り橋と、アサザが群生するアサザ池。
アサザ池の周りには四阿やトイレも整備されているので、ハイキングを楽しむ人たちの休憩場所にもなっています。
梅木窪分園からゴルフ場沿いの散策路を歩いて行くと、やがて大久保分園に入ります。
大久保分園の周辺は、農家や民家が点在する地域ですので、地元の人たちの暮らしぶりを垣間見ることができます。
分園の南側、現在、大泉寺のある場所には、かつて小山田城が建っていました。
大久保分園の真ん中には、夏になるとトンボが集まるトンボ池があり、池にかかる木橋からはオタマシャクシやアメンボなどの水辺の生きものを観察することができます。
トンボ池からさらに北へ進んでいくと山中分園に入ります。
樹木が多くアップダウンもある山中分園は、ハイキングに来た気分がさらに盛り上がる場所。
散策路沿いには樹高20メートル以上あるヤマザクラが植わっていて、春になるとピンク色の花を咲かせます。
小山田緑地の本園から山中分園までは、のんびり歩いて約3時間。
バスで来た方は、帰路は山中分園から1km先にある小田急多摩線「唐木田駅」が便利です。
唐木田駅を起終点として小山田緑地を巡るハイカーも少なくありません。
車の方は、山中分園から大久保分園を抜け、本園の駐車場まで徒歩で戻るか(約30分)、または、山中分園の北側にあるバス停(福祉センター)から京王バスに乗車し、第一駐車場にちかい扇橋バス停で下車してください。(所要時間約5分)
小山田緑地の地図
京王相模原線、小田急多摩線、多摩モノレール「多摩センター駅」から、京王バスの日大三高行き(多43 44 45)に乗車して「扇橋」バス停で下車。
(所要時間9分)
JR横浜線、小田急線「町田駅」の町田バスセンターから、神奈川中央交通バスの小山田行き(町27)に乗車して「大泉寺」バス停で下車。
(所要時間22分)
・第一駐車場(東側)
・第二駐車場(北側)
利用時間:9時~17時
料金:無料
収容台数:65台
住所 | 東京都町田市下小山田町・上小山田町 TEL : 042-797-8968(サービスセンター) |
---|---|
公園情報 | 開園時間 : 24h 入園料 : 無料 |
園内の施設 | ・小野球場(少年軟式野球) ・芝生運動広場(無料) ・運動広場 ・梅木窪分園 ・大久保分園 ・山中分園 ・大泉寺 ・サービスセンター |