東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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小山内裏公園(おやまだいりこうえん)は、町田市と八王子市の市境の尾根筋に広がる、里山と雑木林の公園。
尾根緑道や鮎の道など、多摩丘陵の自然があふれる散策路では、気軽にお散歩やハイキングが楽しめます。
この記事では、小山内裏公園の散歩コースを歩きながら、園内の見どころについて説明していきます。
公園を一周歩けば約1時間。
のんびりと自然散策を楽しんでください。
小山内裏公園の広さは46ヘクタール。
多摩ニュータウン通りをまたぐように、東西に長く広がっています。
多摩地区にある自然公園は駅から遠く、バスや自動車を利用しないと行けない場所が多い中、小山内裏公園は、近くに京王相模原線の多摩境駅があり、徒歩でアクセスできるのも魅力のひとつです。
小山内裏公園の大部分は、4つのサンクチュアリと、多摩丘陵の特徴的な雑木林で覆われていて、動物や野鳥の生息、多摩地区では希少な存在となった植物の生育も認められるなど、貴重な自然をたくさん見る事ができます。
小山内裏公園で見れる植物や野鳥の情報は、公園の公式ツイッターでも確認できます。
小山内裏公園の駐車場から、徒歩1分の場所にある大田切池は、昭和60年ごろに調節池として生まれたもの。
池の中に立っている枯れたスギの木が、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
池の名前は、大田川が切れるところにある谷戸という意味で、大田切池は多摩川へ注ぐ大田川の源流になっています。
池にかかる木道や展望テラスからは、大田谷戸の自然の景色を眺めたり、秋から冬にかけては、カワセミやカルガモ、カモなどの野鳥観察も楽しめます。
展望テラスには、休憩やピクニックができるベンチも設置されています。
小山内裏公園には、歴史的にも貴重な古道が残っています。
大田切池を後にして北西へ歩いて行くと、雑木林に囲まれた鮎の道にでます。
鮎の道は別名を津久井往還といい、三軒茶屋から、登戸、鶴川と多摩丘陵をぬけて津久井に至る旧街道で、江戸時代、津久井の名産だった鮎を江戸の街まで売りに行く行商人が歩いていました。
江戸時代にタイムスリップした気分になって、お散歩が楽しめる鮎の道ですが、夏はカブトムシやクワガタなどの昆虫採取ができる場所としても人気があります。
鮎の道の東側には、多摩の貴重な動植物が暮らしているサンクチュアリが広がっていますが、自然保護のため、サンクチュアリには立ち入ることはできません。
鮎の道を抜けると、展望広場がある尾根緑道へでます。
尾根緑道は別名を戦車道といい、第二次世界大戦の末期に戦車の性能テスト用に造られた道。
戦後しばらくは防衛庁が管理していましたが、多摩ニュータウンの整備のため土砂の運搬道路として舗装されました。
尾根緑道は道幅がひろく、勾配がゆるやかなため、お散歩はもちろん、サイクリングやランニングコースとしても利用されています。
また、尾根緑道は桜の名所としても有名で、春は大勢の花見客で賑わいます。
芝生広場を後にして、西へ歩いて行くと、里山広場やバーベキュー広場、そしてパークセンターがある南大沢口にでます。
公園の管理事務所を兼ねているパークセンターは、無料休憩所として利用できるほか、小山内裏公園のガイドや、公園内で見られる動植物の写真が展示されていますので、お散歩前に立ち寄っておくのも良いでしょう。
パークセンターの正面にある里山広場では、畑でお米やだいこん、いも、ネギなどの畑作が行われていて、収穫イベントも行われます。
50名まで収容できるバーベキュー広場。
事前予約すれば無料で利用できます。
京王相模原線「多摩境駅」から徒歩3分(220m)
京王相模原線「南大沢駅」から、京王バスの「南大沢五丁目循環」行き(南60)、または「多摩美術大学」行き(南62)に乗車して「南大沢学園前」バス停で下車。
(所要時間5分)
バス停から小山内裏公園まで徒歩1分。
利用時間:9時~17時
収容台数:23台
料金:無料
住所 | 東京都町田市小山ヶ丘4-4 TEL : 042-676-8865(パークセンター) |
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公園情報 | 開園時間 : 24h 入園料 : 無料 |
園内の施設 | ・バーベキュー場 利用時間 : 9時~16時30分 料金 : 無料 要予約 ・ドッグラン 要利用登録 ・ベビーチェア ベッド ・バークセンター |