東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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飛鳥山公園は、1873年(明治6年)に日本で最初の公園に指定された東京都北区の公園。
飛鳥山公園にはピクニックやボール遊びができる広場、遊具や機関車がある児童広場、水遊びができる多目的広場など、子連れで楽しめる場所がたくさんあります。
この記事では、飛鳥山公園へ子どもと一緒に遊びに行く方のために、ピクニックにおすすめの場所や子どもの遊び場、そして飛鳥山公園の見どころについて解説します。
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飛鳥山公園の歴史は、江戸幕府第8代の徳川吉宗が、庶民が安心してお花見が楽しめるよう、眺望の良い飛鳥山の丘に桜の木を植栽したのがはじまりです。
当時は公園と言う名称はつかわれていませんでしたが、明治時代になって上野公園、芝公園、深川公園、そして浅草公園(現在の浅草寺周辺)とともに、飛鳥山公園は、日本最初の公園に指定されました。
遊具がある児童広場、渋沢資料館などの文化施設、そして日本庭園など、飛鳥山公園は大人も子どもも楽しめる公園として親しまれています。
また、飛鳥山公園は桜の名所として有名ですが、ツツジやアジサイ、そしてモミジや楓の紅葉と、一年を通して花木が楽しめます。
飛鳥山公園でピクニックができる場所は、児童広場、芝生広場、多目的広場、そして桜広場の四か所です。
飛鳥山公園のシンボルともいえるお城の滑り台がある児童広場は、細かな砂利が敷かれていますので、テントやレジャーシートを広げてのピクニックには不向きですが、砂場のちかくに設置されているおうち型をした休憩所やベンチでお弁当がたべられます。
児童エリアの東側の広場は、飛鳥山公園で唯一、テントが張れる芝生の広場です。
芝生のエリアは狭く、樹木が茂っていまずのでボール遊びや凧揚げなどはできませんが、木陰の下にテントを張ってピクニックが楽しめます。
レジャーシートを広げてピクニックをするのでしたら、噴水がある多目的広場がおすすめです。
飛鳥山公園の多目的広場には屋根付きのベンチやテーブルはありませんが、噴水の近くにある石のオブジェに腰掛けてお弁当がたべられます。
多目的広場では、お花見や紅葉の時期には、たくさんの人たちがレジャーシートを敷いてピクニックを楽しんでいます。
あすかパークレールの飛鳥山山頂駅を下車すると、目の前に見えるのが桜広場。
3月下旬の桜の見頃には、花見客のブルーシートで埋め尽くされる丘ですが、お花見の時期以外は比較的閑散としています。
桜広場にはベンチや休憩所はありませんが、所々にレジャーシートが敷ける芝生があります。
飛鳥山公園へピクニックに出かける時の持ち物は、レジャーシート、お弁当またはテイクアウトフード(公園内の売店で購入も可)です。
テントやタープも利用できます。
但し、飛鳥山公園ではバーベキューは禁止されていますので、ピクニックならお弁当は持参しましょう。
ビールなどのアルコール類も持ち込みできます。
飛鳥山公園には飲食ができるお店が二軒あります。
児童広場の隣にあるさくら亭は甘味や磯辺焼き、うどんが名物のお茶屋さん。
カレーライスや、やきそばなどの食事もテイクアウトできますのでピクニックのお弁当を調達することも可能。
さくら亭のちかくにはトイレや手洗い場もあります。
北区飛鳥山博物館の3階にあるカフェ・ヴァーチュは、喫茶と洋食のレストラン。
お茶だけでも利用できますので、ちょっと休憩する場所としてはぴったりですね。
飛鳥山公園で子どもが遊べる場所は、児童広場と多目的広場です。
飛鳥山公園の児童広場には、お城やアスレチック、幼児向けの砂場など、子どもが自由に遊べる遊具が揃っています。
また、児童広場の東側のデッキからは、眼下を走る新幹線や京浜東北線の車両が見れるので、電車好きの子供にはたまらない場所です。
飛鳥山公園のシンボルともいえる、おおきなお城は、高さ7メートルの大型遊具。
2020年(令和2年)12月にリニューアルされたお城は3階建てになっていて、らせん階段や壁を登ったり、お城の斜面を滑り降りたり、遊び方は子どもの自由。
児童広場には、ゾウの滑り台や、ブランコ、ジャングルジムなど、幼児向けの遊具も設置されています。
飛鳥山公園の児童広場には、運転席に入ることができる都電車両と、蒸気機関車が展示されています。
都電は、昭和53年まで荒川線を走っていた6000型の車両。
客車のベンチで休憩することもできます。
蒸気機関車は、奥羽本線を走っていたD-51。
乗り物好きの子どもはもちろん、大人も楽しめます。
飛鳥山公園の多目的広場には、噴水とじゃぶじゃぶ池があり、ゴールデンウィークから9月下旬まで、無料で水遊びができます。
じゃぶじゃぶ池の周りには木陰と、テントやシートを広げられるスペースもあるので、お弁当を持ってピクニックを楽しむことも可能。
・じゃぶじゃぶ池の利用期間
5月上旬~7月上旬(土日祝日のみ)
7月中旬~ 9月下旬(毎日運転)
第1・第3金曜日は清掃のため運転中止
飛鳥山公園には史跡や日本庭園など、歴史にまつわる見どころがあります。
大人が楽しめる飛鳥山公園の見どころを紹介します。
飛鳥山公園の南側は、日本の近代経済の基礎を築いた渋沢栄一の庭園「曖依村荘(あいいそんそう)」をはじめ、北区の歴史が学べる飛鳥山博物館や渋沢史料館、紙の博物館など、文化施設が並んでいます。
子ども向きの施設ではありませんが、子どもを遊ばせているあいだに、ちょっと庭園をお散歩してみてはいかがでしょうか。
とくに、イチョウやカエデが色づく紅葉シーズンがおすすめです。
飛鳥山の南北に連なる台地には、たくさんの古墳がつくられていました。
飛鳥山公園では1999年(平成元年)に、直径31メートルの円形古墳(1号墳)と、2号墳、3号墳の3つの古墳が発見されました。
渋沢栄一庭園の入り口を入って左手に歩いて行くと1号墳があります。
2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公 渋沢栄一のゆかりの地として飛鳥山公園に大河ドラマ館がオープンしました。
大河ドラマ館は閉館しましたが、同時にオープンした飛鳥山おみやげ館は現在も営業をつづけています。
おみやげ館では、栄一にゆかりのあるグッズや北区の名産品などを取り扱っていますので、興味のある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
開館時間 11時~16時
休館日 月曜日
飛鳥山博物館は1998年(平成10年)にオープンした区立の歴史博物館です。
江戸時代のお花見や荒川河川敷の様子をCGやジオラマで再現した展示は、飛鳥山博物館の見どころの一つです。
ミュージアムショップでは、飛鳥山博物館でしか買うことのできない水平開きノートや一筆箋などが販売されています。
開館時間 10時~17時
休館日 月曜日
5月に入り、飛鳥山のツツジが見頃を迎えています。約10種類のツツジが飛鳥山を赤やピンクに彩り、あすかパークレール「アスカルゴ」に乗る人々の目を楽しませています。明治通りを走る都電や歩道からも楽しめます。ぜひお越しください! pic.twitter.com/Ydq5BkmvMK
— 東京都北区役所 (@kitaku_tokyo) May 2, 2013
王子駅前にある飛鳥山公園入口駅から、飛鳥山山頂駅をむすぶモノレール「アスカルゴ(かたつむり)」は、2009年7月に、子ども連れやベビーカー利用者、また、高齢者や障害者など、だれもが飛鳥山公園を利用できるようにつくられました。
モノレールの正式名称は、あすかパークレールです。
48メートルの距離を約2分かけてゆっくり走行するモノレールは子どもに人気があり、週末は乗車を待つ人たちの長蛇の列。
並ぶ時間が長いようでしたら、行きは歩いて公園へ向かい、帰りに利用してはいかがでしょうか。
下りは比較的空いています。
アスカルゴ
運行時間:10時~16時
運休日:年末年始、毎月第一木曜日(4月のみ第三木曜日)
料金:無料
飛鳥山公園マップ
・JR京浜東北線「王子駅」中央口または南口から徒歩1分
・都電荒川線「飛鳥山駅」または「王子駅前駅」から1分
あすかパークレールに乗車する方は、王子駅または王子駅前駅が便利です。
飛鳥山公園の駐車場は公園の南側、本郷通り沿いにあります。
利用時間:8時30分~18時30分
料金:30分150円
収容台数: 21台
住所 | 東京都北区王子1-1-3 |
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公園情報 | 開園時間 : 24h 入園料 : 無料 |
園内の施設 | ・あすかパークレール 運転時間 : 10時~16時 運休日 : 年末年始 ・D51 ・都電 ・水遊びができる噴水 ・屋外ステージ「飛鳥舞台」 ・渋沢史料館 開館時間 : 10時~15時30分 休館日 : 不定期 入館料 : 300円 小中高生100円(旧渋沢庭園は無料) ・北区飛鳥山博物館 開館時間 : 8時30分~17時 休館日 : 月曜日、年末年始 入館料 : 300円 小中高生100円 ・紙の博物館 開館時間 : 10時~16時 休館日 : 月曜日、年末年始 入館料 : 400円 小中高生200円 |