東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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江古田の森公園(えごたのもりこうえん)は、中野区でいちばん大きな区立公園です。
遊具であそべる多目的広場や、ピクニックができる芝生広場、ランニングコースなどが配された江古田の森公園は、地域住民の憩いの場所として親しまれています。
この記事では、江古田の森公園の子どもの遊び場と、ハナミズキの丘やビオトープなど、江古田の森公園の見どころについて説明します。
➡YouTubeでも江古田の森公園の動画が見れます! (1分1秒)
江古田の森公園のある場所は江戸時代、将軍の鷹狩場でした。
大正時代には、良好な自然環境を残す江古田の森に、結核療養所 中野病院が開設されましたが、1993年に廃止され、その跡地に中野区立の江古田の森公園が造られました。
江古田川沿いの樹林広場は、北江古田公園として先行して開園していましたが、2007年(平成19年)4月に、中野病院の跡地も併合し、全体で江古田の森公園という名称になりました。
ハナミズキの丘
江古田の森公園には日本とアメリカの友好関係を示すハナミズキが植えられています。
明治45年、当時の東京市長がアメリカに3千本の桜の苗木を送りました。
これが今も有名なワシントンのポトマックの桜です。
そのお返しとして大正4年、アメリカのウィルソン大統領から40本のハナミズキの苗木が届き、苗は日比谷公園と野方苗圃などに植えられました。
野方苗圃に植えられた桜の苗木の一部が、江古田の森公園のハナミズキの丘に植えられています。
江古田の森公園のハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)の見ごろは4月ですが、10月には赤い実をつけ、晩秋は紅葉を楽しむことができます。
ビオトープ池
江古田の森公園のビオトープの池は、野生生物が住みやすいように管理された場所で、池ではホタルの自然繁殖などが行われています。
ビオトープとは、動物や植物が安定して生活できる生息空間のこと。
江古田の森公園のビオトープ池に行けば、野生の小動物や昆虫に出会えるかもしれません。
北江古田遺跡
江古田の森公園の東側を流れる江古田川沿いには、低湿地遺跡の北江古田遺跡があります。
江古田の森は、古くから縄文土器が大量に採取されることで知られており、江古田遺跡からは縄文時代中期の集落跡が発掘されたほか、中世の寺院や居館の遺構などが検出されています。
芝生広場
江古田の森公園は中野区の広域避難場所に指定されていて、芝生広場には、かまどベンチや耐震性貯水槽、応急給水槽などの防災設備が置かれています。
芝生広場ではレジャーシートを敷いてピクニックをしたり、春はお花見が楽しめます。
保存樹林
江古田の森公園には既存樹木を保全する森と緑地が設けられていて、一部の地域はフェンスに囲まれ中に入ることはできません。
鬱蒼とした樹木で覆われている保存樹林の広場では、どんぐりやまつぼっくり拾いができます。
江古田の森公園には、一周1,200メートルのランニングコースと、500メートルのジョギングコースが巡っています。
ランニングコースのスタート地点は、江古田川にかかる江古田憩い橋のちかく。
前半は江古田川沿いを走り、後半は江古田の森公園の芝生広場、森の入り口広場、原っぱ広場を通り抜けて、スタートした場所に戻ってきます。
ジョギングコースは北江古田橋がスタート地点。
多目的広場と幼児広場を一周します。
ランニングコースもジョギングコースも、お散歩コースとしても利用できますので、自然散策を楽しみながら、のんびりと歩いてみてはいかがでしょうか。
江古田の森公園には犬を連れて入ることが禁止されていますが、ジョギングコースでは犬の散歩もできます。
江古田の森公園マップ
・都営大江戸線「新江古田駅」から徒歩5分(400m)
・西武新宿線「沼袋駅」から徒歩16分(1.2km)
バスを利用する
・JR「中野駅」北口から
関東バスの江古田の森行き(中26)に乗車して終点で下車
(所要時間16分)
または、江古田駅行き(中41)に乗車して「江古田区民活動センター」バス停で下車
(所要時間15分)
・西武池袋線「練馬駅」から
江古田の森行き(練22)に乗車して終点で下車
(所要時間16分)
江古田の森公園には駐車場はありませんので、お車の方は周辺の時間貸し駐車場を利用してください。
住所 | 東京都中野区江古田3-14 |
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公園情報 | 開園時間 : 6時~23時 入園料 : 無休 面積 : 60,224.51平方メートル 開園日 : 平成19年4月 |
園内の施設 | ・遊具施設 ・北江古田遺跡 ・学習室 ・水飲み場 ※園内にレストランや売店はありません |