明月院| 見どころは紫陽花と悟りの窓からのぞく庭園風景
               

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鎌倉市

明月院


明月院

明月院は鎌倉のあじさい寺。

 
北鎌倉の駅から10分ほどで行ける明月院は、あじさい寺と呼ばれている鎌倉の紫陽花の名所。
 
鎌倉幕府八代執権の北条時宗が、文永年中に創設した禅興寺を、のちに上杉憲方(のりかた)が拡大したときに明月院と名付けられた鎌倉の古刹です。
 

国の史跡にも指定されている境内には、ハナショウブと紅葉の時期だけ公開される後庭園や、鎌倉一の絶景が見れる悟りの窓、そして鎌倉十井(かまくらじっせい)のひとつである瓶(つるべ)の井など、見どころがたくさんあります。
 
この記事では、明月院の見どころや特徴を紹介していきますので、明月院に訪れる際の参考にしてください。
 
明月院の全景
明月院の全景

 

明月院ブルーと称された紫陽花

明月院の境内は、正門から本堂までつづく参道と中庭、本堂と枯山水庭園、そして北側にひろがる後庭園の3つのエリアに分かれています。
 
その中で、紫陽花の名所となっている場所は、拝観口から中門へとつづく表参道。

鎌倉石でつくられた幅1メートルほどの石段の両側には、数千本の紫陽花が植わっていて、6月上旬から7月上旬には青い花を咲かせ拝観者を迎えてくれます。
 
明月院のアジサイは、日本古来の品種であるヒメアジサイ。

女性的で優美なカタチと色は、明月院ブルーという名前で親しまれています。
 

明月院がなぜ紫陽花の名所になったかというと、第二次世界大戦後、参道を整備する物資が不足し、杭の代わりに手入れが比較的簡単な紫陽花を植えたことがはじまり。

現在ではあじさい寺と呼ばれ、明月院全体で約2,500株の紫陽花が植わっています。
 

6月の週末は、大勢の見物客で表参道は混雑し、表参道では花をゆっくり鑑賞したり写真を撮ることも困難な状況になりますので、のんびりと鑑賞したい方は、表参道の左側にある中参道がおすすめ。

中参道を下っていけば休憩所や、お茶や和菓子がいただける御茶席「月笑軒」があります。

明月院の正門
明月院の正門。ここから中門まで約50メートル、アジサイの径がつづきます
明月院の表参道
明月院ブルーと呼ばれる紫陽花。数千本の紫陽花が境内を埋め尽くします。見ごろの時期は6月中旬

 

悟りの窓から眺める庭園風景

明月院の本堂にある丸窓は、悟りの窓といわれ、あじさいと並んで明月院の見どころのひとつになっています。
 
悟りや真理、大宇宙などを円形で象徴的に表現した丸窓ごしに臨める本堂後庭園は、鎌倉を代表する絶景。
特に紅葉シーズンは、丸窓から息をのむような美しい風景をみることができます。
 

本堂の中へは特別な日を除いて入ることができないため、見学や写真撮影は悟りの窓から5メートルほど離れた屋外からになりますが、直径1メートルちょっとの丸窓から少しだけ見える景色が、逆に後庭園の美しさを際立たせます。
 


 

本堂の手前には、石と砂で山水の地形を表現した枯山水(かれさんすい)庭園がひろがっています。

枯山水には紫陽花は咲いていませんが、4月5月にはサツキやツツジが花が拝観者の目を楽しませてくれます。

明月院の枯山水
仏教の宇宙観である須弥山(しゅみせん)思想がテーマになっている枯山水庭園
明月院の本堂
枯山水は明月院の中庭にあたります。右側は丸窓の順番を待つ人たち

 

後庭園の見どころは花菖蒲と紅葉の風景

本堂の南側には、初夏の花菖蒲の時期と、紅葉の見ごろに合わせて一般開放される後庭園がひろがっています。

ハナショウブの見ごろは5月下旬から6月中旬ですので、紫陽花の時期とほぼ同じ。
 
後庭園への入園は拝観料とは別に500円の料金がかかるためか、紫陽花のシーズンでも本堂北側の参道と比べれば空いています。

紅葉シーズンの公開時期は、11月下旬から12月中旬です。

後庭園
散策路が配された後庭園。有料ですが丸窓から見た風景の中に実際に入りたい方は足を運んでください
後庭園
3千株のショウブが咲く後庭園の菖蒲田。木橋が渡してあるので間近にショウブを鑑賞できます

 

明月院のうさぎ

明月院には、ウサギの宇宙ステーションと命名されたウサギ小屋をはじめ、境内のあちこちにうさぎの石像が設置されています。
 
境内にうさぎが多い理由は、今昔物語の「月と兎」に出て来る仏教説話で、月の影の模様が兎に見えることから、月には兎がいるとされ、ウサギは月からの使者、つまり神からのお使いと考えられていたことに起因します。
 

明月院の名前に「月」が入っていたため、明月院では、「月の広場」や「うさぎ小屋」など、月と兎にちなんだ名称や装飾物が多いんです。

悟りの窓の丸いかたちも、月をイメージしたものです。
 

跳んでツキを呼ぶうさぎは開運の象徴として、うさぎをモチーフにしたお守りが境内の売店で売られています。
 


 

明月院の御朱印

明月院への参拝の証として御朱印をもらいたい方も多いと思いますが、明月院では下記のような心得を定めています。
 
 
「自家の先祖供養、現世の安穏(あんのん)、ご自身ご家族の様々な祈願のために写経をしてご本尊にお納めした方が、その証としに授かるのが本来の御朱印です。
納経されてなくてもこれらを心してお授かりください。」
 
 
御朱印は記念スタンプではないことを肝に銘じ、御朱印をいただく際は、ノートや紙ではなく、御朱印帳を用意してください。
境内の売店では、かわいいうさぎが描かれたオリジナルの御朱印帳を販売しています。
 
 
御朱印の受付時間は9時~16時(途中20分~40分の休憩時間あり)
御朱印の初穂料(謝礼)は300円です。
 

明月院の見どころ

開山堂
明月院を開山した密室守厳(みっしつしゅごん)の木像が祀られている開山堂。左手には鎌倉で最大の明月院やぐらがあります
花想い地蔵
開山堂前にある花想い地蔵。いつも季節の花を抱えています
瓶ノ井
水質に恵まれなかった鎌倉で、質の良い水が湧き出す10の井戸のひとつに数えられた瓶ノ井(つるべのい)。鎌倉十井の中で現在も利用できる貴重な井戸です

 

明月院へのアクセス

・JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩8分(650m)
 
・JR鎌倉駅東口から、江ノ電バスの上大岡行き(A21)、または大船駅東口行き(N2)に乗車して明月院バス停で下車。
(所要時間8分)
バス停から明月院までは徒歩5分(450m)
 

明月院の駐車場

明月院には駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
 


住所 神奈川県鎌倉市山ノ内189
TEL : 0467-24-3437
公園情報拝観料 : 300円
拝観時間 :
6月 8時~17時
4月5月および7月~10月 9時~16時30分
11月~3月 9時30分~16時
年中無休
園内の施設・後庭園
入園料 500円
入園期間 6月および11月下旬~12月上旬

・月笑軒
営業時間 10時~15時
定休日 毎週火曜日
                   
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