大庭城址公園

大庭城址公園の楽しみ方

大庭城址公園は、大庭城跡を利用して1986年(昭和60年)に開園した都市公園です。

遊具がある冒険広場や、ピクニックができる芝生広場が配された公園は、藤沢市民のレクリエーションの場所として親しまれています。

また、季節の花が楽しめる花木園や、お城の遺構など見どころもたくさん。

この記事では、大庭城址公園の楽しみ方を紹介します。

➡YouTubeでも大庭城址公園の動画が見れます! (2分7秒)

大庭城址公園の入口

正面入り口から広場へつづく散策路

大庭城址公園の入口は、駐車場がある正門入口、駐輪場がある南口、そして引地川親水公園へと繋がっている東口の三ケ所です。

正門入り口横にある無料駐車場のスペースは31台。
平日は空いていますが、週末や行楽シーズンは早めに出かけた方が良いでしょう。

正門入口から芝生広場までは、なだらかな石畳の坂道を歩くこと3分ほど。
坂道の途中には、トイレと自販機が備わっている管理事務所があります。

バスや自転車を利用して大庭城址公園へ行く方は、南口、東口からアクセスすることもできます。

駐車場

アスレチックで遊べる冒険広場

大庭城址公園のちびっこ冒険広場には、3歳から12歳までの子供が遊べる遊具が設置されています。

遊具の種類は、幼児向けの複合遊具から、ザイルクライミング、ローラースライダーなどの児童向けまで、幅広い年齢の子どもが楽しめる遊具がたくさん。

冒険広場には、お弁当をたべたり休憩ができるベンチとテーブルもあります。

大芝生広場でピクニック

大庭城址公園の中央に広がる大芝生広場と休息広場では、ピクニックやボール遊びをすることができます。

ソメイヨシノの木に覆われた大芝生広場は、桜の名所にもなっていて、3月下旬から4月上旬は、遠方からも花見客がやってくるほど。

大芝生広場は、レジャーシートはもちろんテントの設置も可能。
大芝生広場の脇にある藤棚と、休息広場にはテーブルとベンチも備わっています。

大庭城址公園には、売店はありませんので、ピクニックならお弁当と、子どもの遊び用具を持って行きましょう。

花の広場でバラを鑑賞

大庭城址公園のバラが見頃です。#バラ #薔薇 pic.twitter.com/TkT7Np38PG
— k.mizumura (@kmizumura610) May 23, 2021

大庭城址公園の見どころは、バラが咲く花の広場と、大庭城の遺構です。

かながわの花の名所100選に選ばれている大庭城址公園では、四季を通して季節の花が楽しめますが、とくに有名なのが花の広場のバラ園。

藤沢と横浜の街並みが一望できる高台のバラ園では、60種類120株のバラが、赤やピンク、白の花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませてくれます。

中でも、藤沢市の姉妹都市である、カナダのウィンザー市から寄贈された、大輪のウィンザーカナダは、ひときわ美しい姿を見せてくれます。

大庭城址公園の花の見頃と場所

桜 3月中旬～4月上旬 (大芝生広場)
藤 4月中旬～5月上旬 (大芝生広場の藤棚)
ハナミズキ 4月中旬～5月上旬 (休憩広場)
ツツジ 4月下旬～6月上旬 (園路)
春バラ 5月中旬～6月上旬 (花の広場)
紫陽花 6月上旬～7月上旬 (花の広場と館址広場の周辺)
サルスベリ 7月下旬～8月下旬 (花の広場の周辺)
秋バラ 10月上旬～11月上旬 (花の広場)

大庭城跡を散策

館址広場

大庭城址公園のある場所は、古くは大庭城山(おおばしろやま)と呼ばれていました。

大庭城は室町時代の中頃に、太田道灌によって築城がなされましたが、北条早雲の侵略によって落城。
その後、廃城になったと伝えられています。

大庭城址公園には、大庭城の柱が発掘された跡地の館址広場や、空堀、土塁など、大庭城の遺構が残っていますので、歴史やお城に興味のある方にもおすすめ。
戦国時代に思いをはせながら、のんびりと散策路を歩いてみてはいかがでしょうか。

大庭城址公園を周回する散策路を歩けば15分ほど。
途中には休憩ができる四阿もあります。