東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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旧芝離宮恩賜庭園は1655年、東京湾の海面だった場所を埋め立てて造られた江戸時代の大名庭園。
JR浜松町駅から徒歩1分で行ける庭園には、水景や歴史的な建造物など見どころがたくさん。
旧芝離宮恩賜庭園のはじまりは、大久保忠朝が4代将軍家綱から拝領した屋敷の庭園、楽寿園です。
その後、宮内庁管理の芝離宮となり、1924年(大正13年)、皇太子(昭和天皇)のご成婚記念として東京市に下賜され、旧芝離宮恩賜庭園として公開されました。
池と石畳や灯篭、そして築山など、中国の景色を取り入れた旧芝離宮恩賜庭園は、国指定の名勝地になっています。
高層ビルに囲まれた旧芝離宮恩賜庭園は、春の藤、夏のハナショウブ、そして秋にはハナミズキ、モミジ、サクラ、ケヤキなどの紅葉が楽しめる都会のオアシス。
園内の北側には弓道場施設もあります。
浜松町にありながら周辺の喧騒を忘れさせてくれる旧芝離宮庭園の見どころは水辺と歴史的な建造物の風景。
庭園の中心にある潮入りの池は、以前は海水を引き入れていて、引き潮の時は中島から浮島に渡れたり、潮の干満により州浜や島々の風景が変化していました。
現在は海の風景を望むことはできませんが、趣のある泉水と借景の高層ビルとのコントラストは絶妙です。
泉水のまわりには中国に由来した建造物が配されています。
中島へ渡る西湖の堤は、中国の浙江省にある西湖の堤を模造してつくられたもの。
旧芝離宮恩賜庭園は石造りの庭園とも呼ばれ、泉水の飛び石や築山には、小田原をはじめ全国から集められた珍しい石が用いられています。
旧芝離宮恩賜庭園は比較的コンパクトにまとまっているので、園内の見どころを巡りながら、30分~1時間で散策を楽しめます。
➡YouTubeでも旧芝離宮恩賜庭園の動画が見れます! (2分41秒)
旧芝離宮恩賜庭園の大部分を占める泉水。以前は海水を引き入れた潮入りの池でしたがいまは淡水池。
砂浜を模した州浜と池畔をめくる30分程度の散策路。
中国の西湖の景色を模した石造りの西湖の堤。園内には灯篭など石造りの建築物も多数。
泉水の東に位置するあづまや。
旧芝離宮恩賜庭園で最も高い築山、大山。山頂からは泉水を一望できます。
大山からの景色。小高い築山の山頂までは1分も掛かりません。
旧芝離宮恩賜庭園南側は紅葉に包まれた穏やかな時間の流れるエリア。。
泉水には5つの島が浮かんでいます。中で一番大きな大島と手前が鯛橋。
石造が点在する中島は中国で仙人が住むと言われている蓬莱山を模したもの。中島には西湖の堤が掛かっています。
明治天皇がこの高台から東京湾の漁の様子を見物したと言われる九尺台。海面を埋め立てて造った庭園ならではの逸話。
池に泳ぐコイは大名庭園ならではの風景。岩場ではハトが日向ぼっこをしています。
旧芝離宮恩賜庭園への入口は一箇所。浜松町駅から徒歩1分程度の場所に。
旧芝離宮恩賜庭園マップ
住所 | 東京都港区海岸1 |
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アクセス | 自動車 海岸通り 芝商高前交差点 電 車 JR山手線 浜松町駅 徒歩1分 |
公園情報 | 開園時間 9時~17時 休園日 年末年始 入園料 150円 |
園内の施設 | 特になし |
駐車場 | なし |