東村山市

八国山緑地

八国山緑地は狭山丘陵の都立公園
尾根道をハイキング!

 
八国山緑地(はちこくやまりょくち)は、狭山公園、東大和公園、野山北・六道山公園、中藤公園とならんで、狭山丘陵にひろがる5つの都立公園のうちのひとつです。
 
里山と雑木林の八国山緑地は、となりのトトロのモデルになったことで有名になりました。
 
八国山緑地の東側に延びている尾根道は、ハイキングやウォーキングのコースとして、子どもから大人まで幅広い方々が利用しています。
 
この記事では、八国山緑地のハイキングコースと園内の見どころ、そして、ピクニックにおすすめの広場を紹介します。
 

八国山緑地のハイキングコース

八国山緑地の西入口広場から、東側の久米川古戦場跡までつづく尾根道は、1.9kmのハイキングコースになっています。
 
よく整備されていて急な坂もない八国山緑地のハイキングコースは、幼稚園や小学校の遠足でも使われるほど初心者向けのコースですので、スニーカーなどの軽装備で手軽にハイキングが楽しめます。
 
 
ハイキングコースを歩いて行くと、八国山緑地の先は北川緑道になり、途中、菖蒲の名所として有名な北川公園を抜けて、西入口広場へ戻って来ることができます。
 
この、尾根道と北川緑道を歩くハイキングコースは一周約5kmです。

水色の線がハイキングコースです。
 
ハイキングコースには、自転車に乗っている人やジョギングをしている人もいますので、注意しながら歩いてください。
 
また、尾根道には自販機や水飲み場がありませんので、暑い日は水筒を持参すると良いでしょう。
 

八国山緑地の入口は、西武西武園線の「西武園駅」のちかくにあります。
 
尾根道へ向かう方は、西武園駅北口から東京と埼玉の都県境にある入口まで徒歩3分。
園内を周遊する方は、西武園駅南口から西武線沿いの八国山緑地入口まで徒歩6分です。
 
八国山緑地には駐車場はありません。

 

八国山緑地の見どころ

八国山
八国山は狭山丘陵の東端にある標高89.4メートルの山です。
その頂から上野、下野、常陸、安房、相模、駿河、信濃、甲斐の八国が見渡せることから、その名が付いたとされています。
 
八国山には頂上がないのですが、八国山緑地全体が八国山の一部となっていて、かつてこの地では、新田義貞の鎌倉討伐や武蔵野合戦などが行なわれていました。
 
八国山緑地を巡る園路を歩きながら、当時の様子に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
 
 
ふたつ池
八国山緑地には上池、下池からなるふたつ池と、木道がかかる湿地帯があります。
 
江戸時代には鍛冶谷、鍛冶谷小池と呼ばれていて水田用水として利用されていたふたつ池では、ザリガニやドジョウ、カエルなどの水中に生息するいきものや、水生植物を観察することができます。
 
ふたつ池には、コサギなどの野鳥がやってくるためバードウォッチングのスポットにもなっています。
 
 
将軍塚
八国山緑地の場所は、富士塚や古墳などの史跡が多いことで知られています。
 
将軍塚は、久米川の戦いの際に新田義貞が陣を張った場所と言われます。
また、鎌倉攻めのときには、ここに塚を築いて白旗を立てたともいわれています。
 
 
トトロの舞台
八国山緑地は、アニメ映画「となりのトトロ」に登場する七国山のモデルになった場所です。
 
ほっこり広場からは、主人公のサツキとメイの母が入院していた「七国山病院」のモデルとなった新山手病院を見ることができます。
 
 
トトロの森37号地
八国山緑地の北側にあるトトロの森37号地。
コナラとヤマザクラを主体とする落葉樹の森は、トトロのふるさと基金によって保全されています。

 

八国山緑地でピクニック

八国山緑地には、あおぞら広場やほっこり広場、ころころ広場など、ピクニックやボール遊びが楽しめる広場がたくさんありますので、天気の良い日はお弁当を持ってでかけてみてはいかがでしょうか。
 
八国山緑地ではテントやタープの使用は禁止されていますが、レジャーシートを敷いたり、ベンチに腰掛けてピクニックが楽しめます。
 
 

お弁当のあとは、クヌギやコナラの雑木林の中をウォーキング。
園路では、野鳥や山野草が観察できるほか、運が良ければカブトムシやクワガタムシを見つけることもできます。
 
八国山緑地には、遊具など子どもの遊び場はありませんが、広場ではボール遊びやかけっこなど、体を思いっきり動かして遊べます。

 

八国山緑地へのアクセス

西武西武園線「西武園駅」から徒歩3分
 

八国山緑地の駐車場

八国山緑地には駐車場はありませんので、お車の方は、西入口広場ちかくの時間貸駐車場か、西武園競輪場の駐車場を利用してください。

 

 

                   
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