東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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東京の都心部から電車で1時間ほどの距離にある青梅は、日帰りのハイキングやキャンプなど、アウトドアレジャーが手軽に楽しめる観光地として人気があります。
青梅の魅力は、駅からバスを利用せず、徒歩でハイキングコースの入り口やキャンプ場まで行けること。
ハイキング初心者の方のために青梅丘陵ハイキングコースの道順と、途中にある休憩所や展望台について詳しく解説します。
青梅駅の北側には、駅を起点に栗平林道を南進し、矢倉台、三方山、雷電山を抜けて軍畑駅へとつづく12kmの青梅丘陵ハイキングコース(雷電山ハイキングコース)と、青梅駅から北進してリスの展望台、おにぎり岩を経て東青梅駅へ向かう青梅の森ハイキングコースのふたつがあります。
どちらも初心者向けのハイキングコースですが、今回は子どもやご高齢の方でも山歩きが楽しめる青梅駅から宮ノ平駅までのコースをご案内します。
明治27年に当時の青梅鉄道の駅として開業した青梅駅が青梅丘陵ハイキングの出発地点。
青梅レトロ商店街を歩き、昭和レトロ商品博物館がある交差点を左折すると永山公園の総合運動場へ出ます。
運動場に設置されている青梅市忠霊塔の左側に、ハイキングコースへつづく道があります。
森の中の散策路を5分ほど歩いていけば、第一休憩所の手前に金比羅神社があります。
青梅市有形文化財に指定されている金比羅神社は、1793年(寛政9年)に創建されました。
金比羅神社からは歩きやすい尾根道。
ジョギングや犬の散歩をしている人もいます。
ハイキングコースの左手には、富士山が見えるビューポイントがあります。
金比羅神社から5分ほど歩くと、右手に第一休憩所の入り口があります。
キノコのような形をした屋根とベンチが特徴的な第一休憩所からは、筑波山を眺めることができます。
第二休憩所の入り口。
ここが青梅丘陵ハイキングコースと青梅の森ハイキングコースの分岐点です。
休憩所に気を奪われて分岐点を見落としがちになりますので、青梅の森の展望台やおにぎり岩へ行く方は注意してください。
あづまやがある第二休憩所。
周辺を樹木におおわれているため眺望はありません。
第二休憩所の地点までが永山公園の敷地内で、ここから先は奥平林道。
むらさめ橋を越えて15分ほど歩くと、右手に第三休憩所の入り口が見えてきます。
第三休憩所は高台にあるため行くだけで疲れます。
眺望もありませんので、立ち寄る価値はないと思います。
第三休憩所から先のハイキングコースは、岩がゴツゴツして道幅も多少狭くなります。
見晴らしの良い第四休憩所は、青梅丘陵ハイキングコースの中でピクニックや休憩にいちばんのおすすめスポット。
多摩川を眺めながら、ベンチでお弁当が食べられます。
第四休憩所から矢倉台休憩所までは、道幅の広い上り坂がつづき登山道の様相になりますが、5分ほどで矢倉台に到着します。
途中にはトイレもあります。
別名を物見櫓(ものみやぐら)という矢倉台。
戦国時代、青梅に拠点をおいていた豪族 三田氏が、北条氏照(ほうじょう うじてる)による八王子侵略を受け、動向を探る場所として建設された櫓です。
矢倉台には、茅葺屋根のあずま屋があります。
青梅丘陵ハイキングコースは、矢倉台を左手に見ながら、さらにまっすぐ進んでいく行くのですが、ここから軍畑駅までは1時間ほどの行程になり、また、登山道も険しくなりますので、ハイキング初心者は、矢倉台休憩所から宮ノ平駅へ下っていくルートがおすすめです。
矢倉台休憩所からの眺めは期待できませんが、休憩所から50メートルほど下ったところに、青梅の市街地が一望できる眺望スポットがあります。
矢倉台から900メートルほど歩いていくと、青梅丘陵ハイキングコースの宮ノ平駅側の入り口に到着します。
ここから日向和田の集落を5分ほど歩いていけば宮ノ平駅です。
1914年(大正3年)に開業した宮ノ平駅。
無人駅ですがスイカは利用できます。
青梅・立川方面の電車は1時間に1〜2本ですが、電車を待つ乗客は少ないので、ホームのベンチに座ってのんびりとできます。
駅周辺に飲食店はありませんが、ホームに自販機が設置されています。
青梅丘陵ハイキングコースマップ
ハイキングコースを動画で見てみる
・青梅駅からハイキングコース入り口まで15分
・宮ノ平駅からハイキングコースの入り口まで5分
永山公園に駐車場が二か所あります。
周辺の公園
住所 | 東京都青梅市 |
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公園情報 | |
園内の施設 | 休憩所 トイレ 矢倉台 |