石神井公園の見どころは? 三宝寺池をのんびりお散歩
               

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練馬区

石神井公園 | 見どころ


石神井公園の見どころは? 三宝寺池をのんびりお散歩

 

石神井公園は東京都練馬区にある都立公園です。
石神井池と三宝寺池を中心に広がる園内には、三宝寺池沼沢植物群落や戦国時代の城跡、武蔵野の自然の面影が残る雑木林など、見どころがたくさんあります。
 
石神井公園へお出かけする方のために、園内の見どころとお散歩におすすめのコースを紹介します。
 
 
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石神井公園の歴史


石神井公園の歴史は大正時代までさかのぼり、当時の石神井村の住人だった豊田銀右衛門が、三宝寺池の周辺にツツジ園を開園したのがはじまりです。
 
三宝寺とは、現在の練馬区石神井台にある寺院で、三宝寺池の名前は近くにあったお寺の名称から付けられました。
 
その後、周辺にはプールや釣り堀ができ、茶屋や旅館も営業をはじめるなど、三宝池は武蔵野の一大行楽地として賑わいました。
 
ボート池の名前で親しまれている石神井池は、昭和9年に三宝寺池から流れる川をせき止めて作られた人工池です。
 
 
当時のレジャー施設は戦後になってほとんどが閉園しましたが、豊島屋だけが令和の今も現存しています。
また、釣り堀があった場所は水辺観察園として開園しています。

 

石神井公園の概要


石神井公園は、井草通りをはさんで東側が石神井池エリア、西側は三宝寺池に分かれています。
 
西武池袋線の石神井公園前駅からアクセスする方は、石神井池のボート乗り場付近が公園の入り口。
駐車場も石神井池の池畔に二か所あります。
 
 
石神井池は、昭和になってから作られた人口の池のため、見どころは少ないのですが、池の南側には子供が遊べる広場や雑木林が広がっています。
 
武蔵野の面影を残す三宝寺池の周辺は、水辺観察園、浮島沼沢植物群落、野鳥誘致林など、石神井公園の見どころが詰まっているエリア。
室町時代に築城された石神井城跡は、石神井公園ならではの史跡です。
 
三宝寺池エリアへは大泉学園駅から徒歩20分ほどですが、石神井公園駅からアクセスして石神井池をお散歩しながら行くのがおすすめです。
 

石神井公園の見どころ

石神井公園の見どころを三宝寺池エリアと石神井池エリアに分けて紹介します。
 

三宝寺池エリアの見どころ

石神井公園の西側にある三宝寺池は、かつて武蔵野三大湧水池のひとつで、地下水が湧き出る池でした。
 
江戸時代には、真冬でも池面が凍らない「不凍池」として知られていましたが、現在は湧水が減少しているため、地下から人工的に水をくみ上げています。
 
三宝寺池の湖畔には、メタセコイアやラクウショウなどの高木が植えられていて、11月中旬から12月上旬は木々の紅葉が池畔を彩ります。
 
三宝寺池の北側のさくら広場には、ソメイヨシノやヤマザクラが植栽されていて、桜の季節にはお花見客で賑わいます。
 
ひょうたん池
三宝寺池地区に入ると、最初に見えてくるのがひょうたん池。
水辺の生き物を観察するには格好の場所です。
 
沼沢植物群落
国の天然記念物に指定されている沼沢植物群落には、氷河期からの生き残りと言われるミツガシワやカキツバタなど珍しい植物が自生しています。
 
植物群落の中に入ることはできませんが、周辺の木道から植物が観察できます。
 
水辺観察園
野鳥ウォッチングや水辺の植物鑑賞ができる水辺観察園は、大正9年に日本初の100メートルプールとして、三宝寺池の一部を切りはなして作られた場所。
その後、石神井釣り道場として運営されていた時期を経て、1989年に水辺観察園として整備されました。
 
水辺植物園では、かつての三宝寺池を再現するために、自然の環境の回復が図られ、カワセミ、アオジ、ウグイス、サギなどの野鳥が生息しています。
 
厳島神社
豊島氏が石神井在城中に創建したと推測される厳島神社。
神社の裏手にあるは四阿は、三宝寺池の全体が眺められる眺望スポットになっています。
 
石神井城址
三宝寺池の南側の小高い場所には、室町時代に武蔵野を支配していた豊島氏後期の居城、石神井城がありました。
三宝寺池から階段を登っていくと、本郭跡、空堀、土塁の遺構が残り、往時の様子を偲ばせています。
 
石神井城址の周辺は人気が少なく静かですので、野鳥のさえずりを聞きながらひとりでのんびりしたり、二人きりになりたいカップルにはおすすめの場所。
石神井城址の先には氷川神社があります。
 
野鳥誘致林
石神井公園で、ちょっと見過ごされがちな野鳥誘致林は、三宝寺池の西側から階段を登った場所にあります。
 
東京都の風致保存林になっている野鳥誘致林では、観察窓から野鳥が観察できる他、ベンチやテーブルも設置されているのでピクニックにもおすすめ。
秋は紅葉の名所になります。
 

石神井池エリアの見どころ

石神井池
ボート池の名前で親しまれている石神井池は、かつては田んぼに水を引く水路でしたが、人工的に堰き止めて現在の池になりました。
石神井池ではボート遊びや釣りもできます。
 
中の島
彫刻家 三澤憲司作のモニュメントが設置されている、石神井池に浮かぶ中の島。
太鼓橋を渡って、池の対岸へ渡ることができます。
 
武蔵野の雑木林
石神井池の南側の小高い丘には、武蔵野の雑木林が広がっています。
 

石神井公園のお散歩コース


石神井公園のお散歩は、石神井池の第一駐車場が起点になります。
 
池の南側に設置されている木道を歩いていけば、10分ほどで井草通りへ。
時間の許す方は、練馬区の自然と歴史について学べる、区立石神井公園ふるさと文化館に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
 

井草通りを渡ると三宝寺池エリア。
三宝寺池の周辺には、見どころがたくさんありますので、のんびりと自然散策を楽しんでください。
 
秋はメタセコイアの紅葉、春は桜並木など、四季折々の景観が堪能できます。
子どもと一緒なら、井草通り沿いにあるアスレチック広場の遊具で遊んだりベンチでお弁当を食べたり。
 
お散歩の帰り道は、おしゃれなレストランや瀟洒な住宅が立ち並ぶ石神井池の北側を歩いて石神井公園駅へ。
石神井公園の見どころを巡りながらのお散歩は1時間30分ほどです。
 
 
石神井公園マップ

 

石神井公園へのアクセス

・西武池袋線「石神井公園駅」南口から、石神井池のボート乗り場まで徒歩6分(500m)

・西武新宿線「上石神井駅」北口から三宝寺池まで徒歩20分(1.6km)
 

石神井公園の駐車場

石神井公園には駐車場が二か所あります。

・第一駐車場
場所:ボート場の近く
収容台数:42台

・第二駐車場
場所:B地区野球場の南側
収容台数:29台
 
利用時間:7時~20時(出庫は24時間可能)
料金:1時間400円 以降30分200円
 

 
ルート検索


住所 東京都練馬区石神井台
TEL 03-3996-3950(サービスセンター)
公園情報開園時間 : 24h
入園料 : 無料
園内の施設・ボート場
利用時間 : 9時30分~17時(11月~2月は16時まで)
利用料金 : 30分600円~
休業日 : 毎週木曜日、年末年始
(12~2月は土日祝日のみ営業)

・アスレチック施設
・野球場
・テニスコート
・屋外ステージ
・レストラン
・売店
・サービスセンター
                   
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