調布市

神代植物公園 | オオオニバスが咲く夏

神代植物公園の夏
オオオニバスに乗ろう

 

神代植物公園は、東京都調布市にある都内唯一の植物公園です。
 
園内には4,800種、約10万株もの植物が植えられていて、一年を通して季節の花木が鑑賞できますが、この記事では夏の神代植物園にスポットを当てて、夏の風物詩 オオオニバスと、初夏から夏かけて神代植物公園で見ることができる植物を紹介します。
 
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1.オオオニバスとは

夏になると大きな葉を広げるオオオニバス(大鬼蓮)は、スイレン科の中でもっとも巨大な水生植物で、パラグアイオニバスの仲間です。
 
オオオニバスの原産地はブラジル、ペルー、ボリビアなど南米のアマゾン流域。

水面に直径1〜1.5mの葉を広げるオオオニバスは、葉裏にあるスポンジ状の葉脈に空気がたまり、30kgほどの人が乗れるほどの浮力をもっています。
 

2.オオオニバスの花

オオオニバスは多年生水生植物ですので、花は一年中見られるのですが、花が開花するのは夜だけで、朝になると萎んでしまいます。
 
神代植物公園の開園時間は9時30分から17時ですので、オオオニバスの花が開花する時間には見ることができませんが、運が良ければ、開園時間の早々に、まだ咲いている花を見つけることができるかもしれません。
 
ひとつの花が開花しているのは二晩だけで、その間に昆虫を介して花粉を他のオオオニバスに移動させるという、ちょっとミステリアスな植物です。
 

3.神代植物公園のオオオニバス

【スタッフより（広報係）】パラグアイオニバスの開花の様子です。一日目の開花は白い花で夕方から開花します。二日目からは白い花がピンク色に変化します。画像は二日目のピンク・一日目の白・全体の様子です。#パラグアイオニバス　#神代植物公園 pic.twitter.com/ae8LUV4sGL

— 神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) September 28, 2021

神代植物公園では、つつじ園と築山のあいだにある池、多様性植物センター、そして大温室で、オオオニバスの一種のパラグアイオニバスを見ることができます。
 
オオオニバスとパラグアイオニバスとの違いは、パラグアイオニバスは葉の直径が2メートルほどで、縁が10〜20センチほど立ち上がっている点。
オオオニバスと比べて直径も縁も大きめです。

 

4.パラグアイオニバスに乗ろう

神代植物公園のパラグアイオニバス。子供の頃に乗ってみたかった鴨。 pic.twitter.com/sAuwlxvipZ

— tsumire (@kiritani_s) September 27, 2020

神代植物公園では毎年8月の土日に、30分間、パラグアイオニバスに乗ることができる無料体験イベントが開催されています。
 
イベントに参加できるのは体重30キロまでの子どもで、定員は各回30名まで。(1日2回開催)
 
当日の朝から大温室の休憩所で整理券が配布されますが、パラグアイオニバスに乗るイベントは人気がありますので、子どもをパラグアイオニバスに乗せてあげたい、と思う親御さんは午前中には整理券を受け取るようにしてください。
 

5.神代植物公園の夏の見どころ

神代植物公園の夏はパラグアイオニバスだけではなく、他にも夏に見頃を迎える植物が鑑賞できます。
6月から9月に見ることができる花木を紹介します。
 
紫陽花

【スタッフより（広報係）】
あじさい園より青色が一際美しく感じた #アジサイ のピックアップです。’#マリンブルー’、’#ティンカーベル’、
’#伊豆の華’。当園（有料区域）への入園は、事前予約制となっております。#hydrangea　#神代植物公園　#紫陽花 pic.twitter.com/2fwah1HHdS

— 神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) June 21, 2021

　
神代植物公園の紫陽花の見頃は6月上旬から7月上旬です。
 
有料区域にある「あじさい園」の他、無料区域の植物多様性センターと水生植物園では、ヤマアジサイやガクアジサイなど100種類、500株の紫陽花を見ることができます。
 
 
ヤマユリ

【スタッフより（園芸係）】
山野草園でヤマユリが咲き始めました。ヤマユリは日本原産のユリ科の植物。野生植物ですが、花は大きく美麗。強い芳香があります。明治時代に、欧米に輸出され、品種改良が行われ園芸化。オリエンタルハイブリッドというユリの園芸品種の系統のもとになった種の一つです。 pic.twitter.com/DK18jGyHe7

— 神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) July 9, 2020

神代植物公園のヤマユリの見頃は7月から8月です。
 
ヤマユリは山野草園のほか、植物多様性センターと水生植物園で見ることができます。
 
 
パンパスグラス

本日の記事は、見頃を迎えた「お化けススキ」の異名を持つパンパスグラスの話題。詳しくはこちら→調布・神代植物公園で白と紫の「お化けススキ」　可憐な冬桜も開花 https://t.co/iBLDlLEsAG

— 調布経済新聞 (@chofukeizai) September 17, 2021

穂の高さが3メートルにもなるパンパスグラス。
お化けススキの異名をもつパンパスグラスは8月下旬に花穂がつきはじめ、10月下旬まで、芝生広場で楽しめます。
 
 

 

6.神代植物公園へのアクセス

・京王線「調布駅」北口から

京王バスの「神代植物公園・深大寺」行き(調34)に乗車して「神代植物公園」バス停で下車。
(所要時間11分)
 
小田急バスの「三鷹駅」行き、または吉祥寺駅行き(調31)に乗車して「神代植物公園」で下車。
(所要時間10分)
 
 
・京王線「つつじが丘駅」北口から

京王バスの「神代植物公園・深大寺」行き(丘21)に乗車して「神代植物公園」で下車。
(所要時間12分)
 
 
・JR中央線「吉祥寺駅」南口から

小田急バスの「調布駅北口」行き(吉06)に乗車して「神代植物公園」で下車。
(所要時間21分)
 

7.神代植物公園の駐車場

神代植物公園の駐車場は神代植物公園通りに二か所あります。
 
・第一駐車場(228台)
植物会館の前
 
・第二駐車場(100台)
ドッグランの近く
 
利用時間:24時間
料金:1時間300円 以降20分100円
 

 

                   
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