調布市

神代水生植物園

神代水生植物園の夏は花菖蒲が見頃

 
調布市の神代水生植物園は、神代植物公園の分園にあたる無料開放地区。
湧水と小川が流れ込んだ湿地帯では、春から夏にかけて花菖蒲や蓮などの水生植物園を見ることができます。
 
この記事では、神代水生植物園の見どころと、高台にある深大寺城址について紹介しますので、お散歩や植物鑑賞で水生植物園に出かける方は参考にしてください。
 
関連記事

神代植物公園で子連れピクニック ベンチや芝生はどこにある? icon-external-link

神代植物公園のバラ 見頃の時期と開花状況は? icon-external-link

神代植物公園の夏 オオオニバスに乗ろう icon-external-link

 

神代水生植物園とはどんなとこ?

神代水生植物園は、戦国時代に築城された深大寺城跡の東側に広がる湿地帯の植物園です。
 
国分寺崖線の湧水と谷戸の風景がひろがる水生植物園は、かつては水田として利用され、アシやマコモなどの自然の植物が茂っていましたが、休耕田になってしまったため、調布市が買収し、花菖蒲やアサザなどを植栽し、1985年(昭和60年) 無料の植物園として一般公開されました。
 
 
広さ880平方メートルの水生植物園には、春の新緑、夏は花菖蒲やそばの花、そして秋は彼岸花が咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。
 

水生植物園の入口

水生植物園の入り口は、深大寺通りに面した場所にあります。
 
神代植物公園の深大寺門からは徒歩5分。
 
神代植物公園から水生植物園へ行く方は、一度、植物公園の外に出る必要がありますが、深大寺門でスタンプを押してもらえば神代植物公園へ再入場できます。
 
バスを利用する方は、深大寺バス停、または深大寺小学校バス停から徒歩3分です。
 
駐車場は、水生植物園の入口にあります。

 

神代水生植物園の見どころ

水生植物園は、ハナショウブやアヤメ、カキツバタなど、多様な水生植物が咲く花菖蒲ゾーン。
沈水植物と浮葉植物が鑑賞できる大池ゾーン。
ヨシ、オギなどの湿地帯の植物が茂るヨシ原ゾーン。
そして稲作の体験学習ができる田んぼがある水田ゾーンの4つのエリアに分かれています。
 
夏の水生植物園の見どころは花菖蒲です。
花菖蒲はアヤメ科アヤメ属の多年草で、青、紫、ピンク、白、黄など、カラフルな色が特徴。
 
江戸時代を中心に品種改良が進んだ古典園芸植物で、水生植物園では江戸系50品種の花菖蒲を見ることができます。
 
 
水生植物園の花菖蒲の見頃は、例年6月上旬から下旬ですが、その年の気象条件によって開花時期が異なりますので、最新の情報はTwitter 神代植物公園 ニュースで確認してください。
 
 
夏の水生植物園は、5月上旬から中旬にあやめ(菖蒲)が、7月にはミソハギ、そして7月中旬から8月中旬には蓮が見頃を迎えるなど、見どころがたくさんあります。
 
 
水生植物園には各ゾーンを眺めながらお散歩ができる回遊式の木道が掛かっています。
売店はありませんが、木道の近くには休憩やピクニックができる四阿があります。

 

神代寺城跡をお散歩

水生植物園の西側にひろがる深大寺城跡には、空堀・土塁・櫓台などの遺構が残されていて、関東における戦国大名と城郭の変遷を知る上で貴重なものであることから、2007年(平成19年)に国の史跡に指定されました。
 
深大寺城跡には、そば畑や史跡などを巡る林間散策路が通っていますので歴史やお城が好きな方は歩いてみてはいかがでしょうか。
ボール遊びやかけっこなど、子どもが遊べる広場や、ピクニックができる休憩所もあります。

 

深大寺を参拝

神代水生植物園に来たら、ぜひ立ち寄りたいのが深大寺。
水生植物園の入口の前にある深大寺は、東京では浅草の浅草寺に次ぐ古刹です。
 
歴史的な建造物や国宝文化財、そして弁天池や不動の滝など、自然の風景を堪能しながら境内をお散歩できます。
 
深大寺の周辺には、深大寺そば店が20数店舗ありますので、お散歩の途中に立ち寄って名物の深大寺そばを食してみてはいかがでしょうか。

 
神代水生植物園マップ

神代水生植物園へのアクセス

京王線調布駅から深大寺行き、吉祥寺行き、三鷹行きのバスに乗車して深大寺バス停下車。
 
JR吉祥寺駅、三鷹駅から深大寺行き、調布駅中央口行きバスに乗車して深大寺バス停下車。
 
バス停から水生植物園まで徒歩2分(190m)

 

神代水生植物園の駐車場

水生植物園の入口付近に、駐車場が二か所あります。
 
・タイムズ深大寺第5
利用時間 24時間
台数 11台
最大料金 1回800円
 
・高橋駐車場
利用時間 9:00～17:00
台数 66台
料金 1回800円
 

                   
関連情報