東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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一本杉公園は、多摩市と町田市の境界に位置する多摩市立公園です。
多摩丘陵の自然がひろがる園内には、水遊びができるせせらぎや、ザリガニが釣れる池、そしてピクニックができる芝生広場など、子どもが遊べる場所がたくさんあります。
一本杉公園へ子どもと一緒に出掛ける方のために、園内の遊び場と見どころを紹介します。
一本杉公園は、一本杉公園通りをはさんで北側と南側で景観が異なります。
野球場とテニスコートがある一本杉公園の北側はスポーツとレジャーのエリア。
遊具はありませんが、水遊びができる石の広場とせせらぎは子どもの遊び場。
野球場を一周する平坦なジョギングコースは、子どもと一緒にお散歩をするコースとしてもおすすめです。
多摩よこやまの道の一部になっている一本杉公園の南側は、古民家や炭焼き小屋、ザリガニ釣りができる池など、里山の風景が広がり、自然散策やハイキングを楽しむ人たちの姿を見かけます。
多摩センター駅からバスを利用して一本杉公園へ行く方は、公園の北側の南多摩尾根幹線道路沿いに入り口が2箇所あります。
恵泉女学園大学にちかい、一本杉公園通り沿いにも入り口がありますが、ちかくにバス停はありません。
駐車場は一本杉通り沿いにあります。
一本杉公園には遊具はありませんが、水遊びや虫捕りなど、自然と触れ合いながら子どもが遊べる場所があります。
駐車場から2〜3分の場所にあるせせらぎでは、夏休み期間中の9時から16時のあいだ水遊びができます。
長さ50メートルほどのせせらぎには、滝や階段、石でできた島などが配されていますので、子どもが夢中になって遊べます。
じゃぶじゃぶ池は、10センチほどの深さの場所と3センチほどの場所に分かれていますので、子どもの年齢に合わせて遊ぶ場所を選んでください。
せせらぎの近くには休憩ができる四阿やトイレと自販機がある一本杉事務所があります。
また、せせらぎの周りはレジャーシートやワンタッチテントが張れる石畳になっています。
一本杉公園の北側にある石の広場には、水遊びができる流れがあります。
流れには大きな石が配されているので、川遊びをしているような気分で楽しめます。
流れの底は石畳になっていますので裸足は禁止。
サンダルを持参しましょう。
石の広場にはベンチや更衣室はありませんが、石の上に腰掛けて休憩やピクニックを楽しめます。
テニスコートが眺められる石の広場の藤棚。
藤棚には飲み物の自動販売機が設置されています。
多摩丘陵の自然が残る一本杉公園では、昆虫や水の生き物など、自然の生き物と触れ合えます。
生き物とのふれあいは情操教育にも役立ちますので、子どもと一緒に一本杉公園へ行ったら、ぜひ昆虫や魚を観察させてあげてください。
クヌギやコナラが植わっている古道の森では、カブトムシやカミキリムシなど森の生き物と出会うことができます。
大池ではコイや小魚、アメンボなどが観察できます。
池の周りにはボール遊びもできる芝生がひろがっています。
一本杉公園でピクニックにおすすめの場所は、大池の池畔にある芝生広場と、ベンチとテーブルが備わっている恵泉女学園大学側の入り口広場です。
お花見の名所にもなっている一本杉公園の芝生広場は、大池の西側にあります。
芝生広場では木陰の下にレジャーシートやテントを張ってピクニックが楽しめます。
一本杉公園には売店はありませんので、ピクニックならお弁当を持参しましょう。
一本杉公園にはベンチが少ないのですが、恵泉女学園大学側の入り口広場にはベンチとテーブルが設置されていますので、お弁当だけ持参すればピクニックが楽しめます。
一本杉公園には、平坦で歩きやすい園路や、小野路町のハイキングが楽しめるよこやまの道が通っていますので、見どころを巡りながらお散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
スダジイ
多摩市の天然記念物に指定されているスダジイは、暖地に生えるブナ科の樹木で、秋になると先端の尖った堅科術を実らせる巨木。
一本杉公園のスダジイは幹の周囲3.2m、高さは16mもあります。
野球場の西側にあるスダジイの周辺は、芝生の広場になっています。
一本杉公園の東側には、歴史的に価値のある旧加藤家住宅と旧有山家住宅の二軒の古民家が移築されています。
18世紀後半に建設されたと考えられている旧加藤家住宅は、入母屋造り、茅葺、平入の農家住宅。
文化史的にも価値の高い建造物です。
室内に上がることはできませんが、屋外から台所や座敷の様子を見学できます。
旧加藤家住宅から10mほどの場所にある旧有山家住宅は、多摩市指定の有形文化財。
居間や土間が見学できるほか、縁側に座って休憩もできます。
炭焼き小屋
古道の森の斜面にある炭焼き窯は、炭焼きの伝統的な技術と、耐熱性に優れた新しい素材を用いて平成10年に製作された窯です。
一本杉公園の炭焼き窯では、町田市の公園や道路から発生する樹木の剪定枝をリサイクルする目的で定期的に炭焼きが行われています。
雑木林の高台にある展望テラスは、野鳥のさえずりを聞きながら森林浴ができる場所です。
古道の森を下っていくと、ネギやジャガイモが植えられている畑と、よこやまの道に出ます。
多摩丘陵の尾根道にあたる多摩よこやまの道は、古代より武蔵野と相模野を眺めることができる生活路として利用されてきました。
いまも農村風景がひろがるよこやまの道は、一本杉公園から小野路へとつづくハイキングコースとして、ハイカーに人気の道です。
一本杉公園の様子を動画で見てみよう。
・小田急線 京王線「多摩センター駅」から徒歩25分
・多摩センター駅からバスに乗車して一本杉公園バス停で下車
一本杉公園通り沿いに、100台収容の無料駐車場があります。
周辺の公園
住所 | 東京都多摩市南野2-14 |
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公園情報 | 開園日:1981年(昭和56年)4月 面積:10ha 開園時間:24時間 休園日:なし |
園内の施設 | ・野球場 ・テニスコート ・じゃぶじゃぶ池 ・古民家 |