六義園の楽しみ方。四季の見どころとお散歩コースを紹介
               

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文京区

六義園


六義園の楽しみ方。四季の見どころとお散歩コースを紹介

六義園(りくぎえん)は、文京区駒込にある都立庭園です。
 
おおきな池を中心に、橋や築山、茶屋などが配された六義園は、小石川後楽園と並んで江戸の2大庭園に数えられていたほどで、いまも東京を代表する名園のひとつです。
 
 
この記事では、六義園を楽しんでいただくために、紅葉や枝垂桜など四季折々の見どころと、園内の施設についてご紹介します。
 

・お知らせ(整理券予約サービス)
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間、入園に際しては事前の予約が必要です。
【六義園整理券のお申込ページ】から整理券の予約ができます。

 

 

 

1.六義園の歴史

六義園の歴史は、いまから約300年前にさかのぼり、五代将軍徳川綱吉の信任厚かった川越藩主、柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)が、1702年(元禄15年)に築きました。
 
吉保は1695年(元禄8年)に、加賀藩の屋敷だったこの場所を借り受け、その後七年をかけて六義園を造成。
 
柳沢吉保は、自身が隠居したあとも、この六義園で過ごしていました。
 
 
奈良時代と平安時代の王朝文化にあこがれをもっていた柳沢吉保は、万葉集や古今和歌集に詠まれていた諸国の名勝の地を模し、園内に88の景色(境)を取り入れました。
 
六義園の名称も、古今和歌集の序文にある「六義(むくさ)」という、和歌の六つの基調を表す語に由来し、吉保は六義園を「むくさのその」と呼んでいました。
 
 
六義園は、柳沢家の下屋敷として幕末まで使用されていましたが、明治に入り、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入。
 
1938年(昭和13年)に、当時の東京市に寄贈され、一般公開されました。
 
 
六義園は、1953年(昭和28年)に、国の特別名勝に指定されています。
 

 

2.六義園の概要

六義園は、大泉水を中心に、四季折々の風景が楽しめる散策路が張り巡らされている、回遊式築山泉水庭園です。
 
回遊式庭園とは、築山や池の周りに散策路が配された日本庭園のこと。
 
東京都内では、六義園のほか、小石川後楽園、浜離宮恩賜庭園の三ケ所が、回遊式庭園と呼ばれています。
 
 
六義園の広さは9ha。
東京ドームの約二倍あります。
 
 
六義園の入口は、正門と、裏口にあたる染井門の二か所ありますが、染井門は、紅葉やお花見シーズンのライトアップイベントが行われる時期以外は閉門されています。
 
正門の最寄り駅は、JRまたは東京メトロ南北線の駒込駅。
正門は、本郷通りから20メートルほど入った場所にあります。
 

3.六義園の四季の見どころ

都内でも屈指の景観を誇る六義園の見どころを、季節ごとに紹介しますので、お散歩や自然観察の参考にしてください。
 
最新の情報は六義園の公式Twitterで確認できます。

 

3-1.春の六義園の見どころ

六義園の春の見どころは、桜のライトアップと、藤代峠のツツジです。

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内庭大門をくぐると、六義園のシンボルであるおおきな枝垂桜が見えてきます。
 
六義園の枝垂桜の見ごろは3月中旬から下旬です。
 
枝垂桜は高さ15m 幅が20mあり、見ごろの時期には流れ落ちる滝を彷彿させ、来園者の目を楽しませてくれます。
 
 

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3月下旬から4月上旬は、六義園の春の風物詩である「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」が行われます。
 
閉園時間が21時まで延長され、ライトアップされた幻想的な夜桜を鑑賞できます。
 
園内の茶屋も20時まで営業しますので、抹茶や和菓子をいただきながら、夜桜見物はいかがでしょうか。
 
 

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六義園のソメイヨシノの見ごろは3月下旬から4月上旬です。
 
実は、六義園がある駒込は、ソメイヨシノの発祥の地。
駒込は江戸時代は染井という地名で、この地で植木職人が開発したあたらしい桜の品種がソメイヨシノと名付けられました。
 
六義園には、約30本のソメイヨシノが植えられています。
 
 

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六義園のツツジの見ごろは4月中旬から5月上旬です。
 
ツツジの鑑賞におすすめの場所は藤代峠。
峠の斜面には約30種類1,000株のツツジが植えられていて、ピンクや白色の花が斜面を埋め尽くします。
 
 
ツツジの見ごろの時期に合わせて開催される「春の六義園~大名庭園でつつじを楽しむ~」では、ガイドツアーやツツジのパネル展示が行われます。
 
 

 
松の手入れ
六義園の池畔と中の島には、樹齢300年の古木をはじめ、たくさんの松が植えられています。
 
4月中旬から6月中旬の新緑シーズンは、みどり摘みと呼ばれる松の剪定作業が行われます。
みどりとは、松の新芽のこと。
 
新緑の時期は、池側へせり出した松を、台舟に乗って手入れをしていく作業をみることができます。

 

3-2.夏の六義園の見どころ

六義園の夏の見どころは、園路に咲く紫陽花です。
 

六義園の紫陽花の見ごろは5月下旬から6月下旬です。
 
園内ではガクアジサイなど、和の紫陽花を中心に、15品種1,000株のあじさいが鑑賞できます。
 
 
紫陽花が咲いている場所は、しだれ桜前の広場や心泉亭前の園路、滝見茶屋の周辺。
 
6月中旬には、六義園の職員が紫陽花の魅力を解説する、アジサイ特別ガイドが行われます。

 

3-3.秋の六義園の見どころ

六義園の秋の見どころは紅葉のライトアップです。
 

六義園の紅葉の見ごろは11月下旬から12月上旬です。
 
紅葉のシーズンにはイロハカエデ約400本、ハゼノキやイチョウなど計約560本が色づき、六義園全体が燃えるような紅葉の風景に包まれます。
 
 
六義園ならではの紅葉風景が楽しめる場所は、橋を覆うモミジが美しい渡月橋周辺と、渓流と紅葉の静寂な景色が見れる滝見茶屋の周辺です。
 
 

11月下旬から12月上旬は、閉園時間が21時まで延長され、紅葉と大名庭園のライトアップが開催されます。
 
ライトアップされた木々が浮かび上がり、池面に映し出される様子は絶景の一言。
イベント開催中は、園内の茶屋も20時まで営業時間が延長されます。

 

3-4.冬の六義園の見どころ

六義園の冬の見どころは梅の花と雪吊りです。
 

六義園の梅の見ごろは2月上旬から3月上旬です。
 
藤代峠の白梅、吹上茶屋周辺の紅梅をはじめ、紅白の梅約20本が咲き、園内に甘い香りを漂わせながら春の訪れを告げてくれます。
 
 

大泉水の周辺では、11月から2月に雪吊りを見ることができます。
 
雪吊りとは、霜や雪の重さから枝を守るために縄を枝に張り、折れないようにする作業のこと。
 
11月上旬に行われる雪吊り見学会では、伝統的な雪吊りの技法が披露されます。

 

4.六義園をお散歩

六義園の見どころを巡りながら、お散歩コースを歩けば約1時間。
園内の人気スポットを、反時計回りの順番で紹介していきます。

 

4-1.内庭大門


正門を入ってすぐの場所にある内庭大門(ないていだいもん)は、東京市が建てたものです。
この門をくぐった場所に、岩崎家の御殿と呼ばれる邸がありました。
 
内庭大門の傍らには、岩崎家から六義園を寄付された記念として石碑が建てられています。

 

4-2.出汐湊


内庭大門をくぐって正面に見えてくるのが出汐湊(でしおのみなと)です。
 
「月の出を待つ湊」という意味を込めて名付けられた出汐湊は眺望の良い渚。
右手に中の島、左手には蓬莱島を見ることができます。

 

4-3.中の島


大泉水に浮かぶ中の島と、妹山(いものやま)と背山(せのやま)の築山は、六義園でいちばんの観光スポット。
 
中の島をつなぐ橋は、現在通行禁止となっているため、中の島へは入ることができませんが、散策路や対岸から、築山の風情ある眺めを楽しめます。

 

4-4.渡月橋


和歌が名前の由来になっている渡月橋は、陸地と離れ島を二枚の岩でつないでいる石橋。
渡月橋の周辺は、人気の紅葉スポットになっています。
 
橋は幅が狭く、手すりもありませんので、注意して渡ってください。

 

4-5.蜘道


蜘道(ささがにのみち)は、六義園の西側にある、雑木林と渓流の散歩道。
 
蛛道とは、蜘蛛の糸のように細い道のことです。
 
すれ違う人も少ない蜘道は、園内でいちばん静かな場所です。

 

4-6.藤代峠


藤代峠は、六義園の園内を見渡せるビューポイント。
 
標高35mの頂上は富士見山と呼ばれ、むかしは江戸城や富士山が見えたそうです。
 
藤代峠の頂上には、ベンチも設置されています。

 

4-7.吹上松


吹上松(ふきあげのまつ)は、六義園に八十八か所(境)ある、和歌にちなんだ景観のひとつです。
 
歌枕の吹上の浜を写して造った「吹上浜」に植えたこの吹上松は、「六義園絵巻下」に描かれてします。
 
吹上松は樹齢300年以上の赤松です。

 

4-8.紀川上


紀川上(きのかわかみ)は、六義園八十八境のひとつで、六義園に引き込まれた千川上水が、川となって大泉水へと流れ始める場所です。
 
紀川上では、木々に囲まれた渓流の風景を見ることができます。

 

5.六義園ガイドツアー

六義園の歴史や見どころを深く知りたい方は、ガイドツアーへの参加がおすすめです。
 
園内の見どころには、説明が書かれた案内板が建っていますが、ガイドさんから直接伺った方がわかりやすいですし、質問もできます。
 
 
六義園では、土日祝日にボランティアさんによる無料庭園ガイドを行っています。
 
時間は11時と14時の二回。
時間になりましたら、サービスセンターの前に集合してください。
 

 
 
また、都立公園散策アプリ「Tokyo Parks Navi」を、お手持ちのスマートフォンにダウンロードして、ガイドを受けることもできます。
 
テキストだけでなく、音声や動画で見どころを紹介してくれたり、おすすめの散策コースも教えてくれます。
 
 
アプリのダウンロード
 
App Storeから入手
 
Google Playから入手

 

6.六義園の茶屋でランチに休憩

六義園には、お散歩の途中に立ち寄って、ランチや休憩ができる茶屋があります。
 
茶屋には、常設の茶屋と、桜や紅葉シーズン限定でオープンする特設茶屋があります。

 

6-1.滝見茶屋


滝見茶屋は、千鳥橋がかかる川の上流にある休憩所です。
 
お茶などのサービスは行われていませんが、ベンチに座りながら滝の水の流れる音や、周辺の木々を眺めることができます。
 
滝見茶屋は、ピクニックにおすすめの場所です。

 

6-2.吹上茶屋


大泉水を眺めながら、抹茶を楽しむことが出来る茶屋です。
 
人気のメニューは、四季をイメージした抹茶と和菓子のセット。
また、瓦せんべい、人形焼き、季節の羊羹など、六義園でしか買えないお土産用のお菓子も揃えられています。

 

6-3つつじ茶屋


明治時代に、岩崎家の所有になってから造られたつつじ茶屋は、すべてつつじの古木材で建てられています。
 
お茶のサービスはありませんが、ベンチが設置されていますので休憩所として利用できます。
 
つつじ茶屋の周辺は人が少ないので、カップルにもおすすめの場所です。

 

6-4.さくら茶屋

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さくら茶屋は、枝垂桜のライトアップが行われる期間にオープンする特設屋台。
六義園名物の三福団子がいただけます。

 

6-5.もみじ茶屋

もみじ茶屋は、紅葉のライトアップが行われる期間にオープンする特設屋台です。
うどんとみそおでんが人気メニュー。
 
お菓子や開運グッズなどのお土産品も用意されています。
 
 
六義園のマップ

 
 

7.六義園へのアクセス

・JR山手線、東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩5分(350m)

・都営三田線「千石駅」から徒歩9分(700m)

・山手線、三田線「巣鴨駅」から徒歩13分(1.1km)
 

8.六義園の駐車場

六義園には駐車場はありませんので、お車の方は周辺の時間貸し駐車場を利用してください。
 

9.六義園周辺の観光スポット

六義園周辺の観光地をご案内します。
 
六義園からは徒歩、または公共交通機関を利用して20分ほどで行けますので、立ち寄ってみはいかがでしょうか。
 
 
旧古河庭園
 
小石川植物園
 
飛鳥山公園
 
 

 
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住所 東京都文京区本駒込6
TEL : 03-3941-2222(サービスセンター)
公園情報入園時間 : 9時~17時(紅葉シーズンは21時まで延長) 
休園日 : 年末年始 
入園料 : 300円
園内の施設・吹上茶屋
利用時間 : 9時~16時45分
定休日 : 年末年始

・心泉亭(しんせんてい)
貸集会所
利用時間 : 9時~16時

・宜春亭(ぎしゅんてい)
貸茶室
利用時間 : 9時~16時

・滝見の茶屋
・つつじ茶屋
・サービスセンター
                   
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