東京 神奈川 埼玉 千葉 関東の公園、庭園、観光地を紹介しているパークナビ
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私たちが普段利用している公園。
近くの小さな児童公園から、一日中遊べるような大きな公園、森林の公園などさまざま。
この記事では、公園にはどんな種類があって、それぞれどんな特徴を持っているのかを、できるだけわかりやすく解説していきます。
いつも行っているあの公園は、なに公園?
公園とは、公衆の憩いの場所または遊び場のことを指しています。
つまり、誰もが安らげたり、スポーツやレクリエーションで楽しめる場所。
日本では1873年(明治6年)、上野恩賜公園、浅草公園、深川公園、飛鳥山公園、芝公園の5か所が、はじめて公園として認定さました。
公園は法的に、「都市公園」「自然公園」「国民公園」の三種類に分類されています。
都立公園や県立公園、区立や市立などの名称は、管理している母体の名前。
都市公園でも、都立もあれば区立もあります。
都市公園とは、国や地方公共団体が用地を確保し、そこに遊具を設置したり、遊歩道を設けたり、植物を植えたりして整備した場所。
大きさや場所は関係ないんです。
都市にあるから都市公園、と呼ばれるわけではありません。
ブランコと砂場しかないような小さな児童公園だとしても都市公園です。
都市公園の数
全国 約10,400箇所
東京 約8,000箇所
神奈川 約7,300箇所
千葉 約6,300箇所
日本の公園のほとんどが都市公園ですね。
都市公園は、その面積と、利用する人の居住範囲によって、さらに分類されています。
半径250m程度の街区に居住する人々が利用する0.25haを標準とする公園
簡単に解説しますと、徒歩3~4分圏内の人を対象とした、20m四方ぐらいの小さな公園。
半径500m程度の近隣に居住する人々が利用する2haを標準とする公園。
徒歩10分程度の人を対象とした、100m×200mぐらいのサイズの公園。
半径1km程度の圏内に居住する人が利用する、4haを標準とする公園
東京ドームぐらいの大きさの公園ですね。
地区公園は、公園名に〇〇中央公園と付いている場合が多いです。
10~50ha規模の公園
つまり、東京ドームの2倍~東京ディズニーランド規模の大きさ。
運動公園
15~75ha規模の公園
市町村の区域を超える、広範囲の住民のレクリエーション需要を充たす50ヘクタール以上の大きな公園です。
以上の6つの分類は、大きさと利用者の居住範囲で分けられたものです。
大きさとは別に、公園の目的によっても分類がされています。
動物公園、植物公園、歴史公園など、テーマを持っている公園。
災害時に避難路として設けられた緑道。
河川敷や、学校、避難場所などと結ばれています。
海浜公園、ふ頭公園、海釣り公園など、海辺での自然体験学習、レクリエーションを目的に作られた自然公園。
高齢者と子どもが楽しめる公園です。
ゲートボール場などがかる多目的広場を有しています。
児童に、交通知識や交通道徳を体得させることを目的として設置された公園。
例) 荒川自然公園 など
自然公園とは、特定の地域を指定して、その場所の自然環境を保全することを主眼に指定された公園です。
広域の国民が利用することを目的とした公園。
国立公園は、北海道の利尻礼文サロベツから、沖縄の西表石垣まで、全国に34か所。
国定公園は56か所あります。
(2019年現在)
森林でのレクリエーションや、森の自然に対する理解を促進してもらうことを目的とした場所。
東京の場合は都民の森。
環境省が管轄する、都市公園、自然公園以外の4か所の公苑。
皇居外苑 (北の丸公園を含む)
新宿御苑
京都御苑
千鳥ヶ淵戦没者墓苑
利用者にとっては、楽しくて心地の良い時間を過ごせれば、都市公園でも自然公園でも構わないのですが、管轄省庁やルールに則り、全国の公園は、このように細かく分類されています。
いつも利用している公園や、今度、行ってみたいと思っていた公園が、どんな性格なのか、調べてみるのも面白そうですね。
その公園の歴史を調べてみると、もっと興味や愛着がわくと思います。